高断熱で快適な住まいを。
『スタイロフォーム™FG』
2023.07.11
JIS A 9521 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 3種bD XPS3bD
熱伝導率:0.022w/m・K以下 ●住宅金融支援機構の断熱材区分の最高断熱性能レベルであるFランクを実現●放射低減剤使用、及び、気泡形状の微細化
従来のスタイロフォームの優れた性能を継承スタイロフォームFGは、機械的強度が強く吸湿・吸水がすくないという特長を有しており、指定可燃物には該当しません。
ノンフロン・ノンホルムアルデヒド・4VOC基準適合
押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA品と比べて20%の厚み低減が可能
マテリアルリサイクル可能
グリーン購入法特定調達品目(断熱材)適合
スタイロフォームFGの物性表
製品区分 | JIS A 9521 押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bD(略号:XPS3bD) | |
---|---|---|
主な用途・形態 | 高性能住宅用/スキン無 | |
項目 | 単位 | 物性値 |
密度 | kg/㎥ | 25以上 |
熱伝導率 | W/(m・K) | 0.022以下 |
透湿係数※1 | ng/(㎡・s・Pa) | 145以下 |
圧縮強さ | N/㎠ | 20以上 |
曲げ強さ | N/㎠ | 25以上 |
燃焼性 | ― | 3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、かつ燃焼限界指示線を超えて燃焼しないこと |
吸水量 | g/100㎠ | 0.01以下 |
ホルムアルデヒド放散区分 | ― | F☆☆☆☆等級 |
加熱変形温度※1 | ℃ | 80 |
線膨張率 | /℃ | 7✕10-5 |
比熱 | KJ/(kg・K) | 1.1 |
酸素指数※2 | ― | 26以上 |
物性値は、JIS、ASTMあるいは自社試験法にもとづいた標準地です。
※1 加熱変形温度は短時間における過熱状態を想定した試験です。高温での使用に関しては弊社までお問合せください。
※2 酸素指数とは、材料を持続的に燃焼させるために必要な最低酸素濃度。26未満は消防法の取扱いにより指定可燃物となります。
省エネルギー基準※1に基づく断熱厚み
■木造の住宅(充填断熱工法:その他の床)
スタイロエース™・Ⅱ | スタイロフォーム EX | スタイロフォーム FG | |||
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熱伝導率(W/m・K) | 0.028 | 0.024 | 0.022 | ||
部位 | 地域※2 | 熱抵抗 R(㎡・K/W) | mm | mm | mm |
床 (その他の部分) |
1~3地域 | 3.3 | 95 | 80 | 75 |
4~7地域 | 2.2 | 65 | 55 | 50 |
※1 建築物省エネルギー基準(断熱等性能等級4相当)および誘導基準(断熱等性能等級5相当)の「使用基準:断熱材の熱抵抗の基準」
※2 建築物省エネルギー基準による地域区分
<注意事項>
- スタイロフォームは、燃焼遅延剤を添加して、微少火源では着火しにくくしてありますが、燃える性質があります。保管、施工、特に溶接溶断に当たっては下記に十分ご注意ください。
- スタイロフォームは、多くのプラスチックと同様に紫外線によって劣化します。直射日光に長時間さらすと徐々に表面から変色劣化し、接着不良、厚さ減少等の原因となりますので、保管に当たっては養生シートで覆い、施工後は速やかに仕上げを行ってください。
- スタイロフォームは酸、アルカリに対しては安定ですが、アルコール系以外の有機溶剤、石油類には侵されますので、使用接着剤・塗料の選択及び木造住宅での防腐・防蟻薬剤の選定及び使用方法については事前にそれらのメーカーにお問合せください。溶剤を使って作業する場合は十分に換気し、火気を使用しないでください。
- スタイロフォームの使用温度は80℃以下です。80℃を超えると徐々に変形し始めますので、高温での使用、高温になる場所での保管はさけてください。
- スタイロフォームは、局部荷重や衝撃には弱く割れやすい材料です。下地のない箇所には乗らないでください。
- スタイロフォームは軽量で取扱いが容易な反面、風にあおられやすいので、強風下での作業は行わないでください。また、保管に当たっては飛散防止処置をしてください。
その他の注意事項
(1)フォームの屑が目に入った場合は、こすらずに流水で洗浄してください。
(2)熱線スライス等の煙の発生する作業を行う場合は、換気を十分に行ってください。
(3)廃棄の際には、法令に従って処理してください。燃やすと黒煙(スス)が出ますのでご注意ください。
(4)鳥・鼠・昆虫等によって損害を受けることがありますが、栄養源や餌にはなりません。